★公共事業の功罪 住民ニーズはどこにあるのか? ~諫早湾干拓事業~★

諫早湾

NHKスペシャル「清算の行方~諫早湾干拓事業の軌跡~」
を見ての感想を綴ります.
ちなみにTVのNEWSでは農業関係者の怒りのコメントをフォーカスして放送していました.感情のこもった鬼気迫る科白だったので,非常にTV栄えをしていました.あのシーンだけをTVで見せられたならば,みんな農業関係者側の心証になるでしょう.

何故開門するんだ?と.

一部だけフォーカスされ放映されるのは本当に怖ろしい.恣意的ですらある.漁業関係者,農業関係者それぞれに影響があり生活がある.どちらが良いかなんて当事者ではない自分が言うのはおこがましいし,開閉門することによる影響は多岐に及ぶので,それぞれの立場によって正義の形は変わってくる.この干拓事業自体が間違ったものだったとしてもだ.



偽データをでっち上げ,この事業を信念もビジョンもなく推進し,私腹を肥やした政治家や,のうのうと天下りしただろう官僚は,罰を受けることがないどころか,まったく痛みを味わうことはない.そして,長崎の意向の確認や調整をまったくせずに,トップダウンを下したと得意げに語る首相.

八ツ場ダム問題といい,尖閣諸島問題といい,なんでこんなに場当たり的な対応をするのか.
関係者は腸が煮え繰り返る思いでしょう.
何故地元を愛する住民同士で争わなくてはならないのか?
切なくなりました.

もちろん世の中正しいことばかりではないけれども,自分の目の前で犯される不正だけは,絶対に絶対に壊していきたいと思う.

素晴らしい番組でした.

NHKスペシャルのようなドキュメンタリーや報道番組が,もう少しだけでも増えて欲しいと思わずにはいられない.