★“ハイパーリンクチャレンジ2015”今年私が一番おすすめする記事★

ハイパーリンクチャレンジ

 

◆「#HyperlinkChallenge2015」ネット上に投稿される記事は玉石混交だけれども、素晴らしいコンテンツを見つけた時の喜びは、まるで宝探しのよう「#孫まで届け」◆


「隠居系男子」を運営されている鳥井弘文氏の発案でスタートした「ハイパーリンクチャレンジ2015」という企画が、現在Twitterやネット上で盛り上がっています。優良なWEBコンテンツはもっと注目されて、表彰される機会があると良いですね。という趣旨に全面的に賛成で、この発想と営みに敬意を表したく、わたくしも便乗して今年私が目にした中でもっともおすすめな記事を紹介したいと思います。当初は他の人と重ならないようにしたいな、とリサーチしていたのですが、キリがなく断念しました…。そのため、もう他の方から紹介済かもしれませんが、参考にしていただければ幸いです。

 

 

●アメリカTOPリベラルアーツカレッジへの留学記●

 


一番のおすすめは「ウイリアムズカレッジ(ウィリアムズ大学)」へ留学し、学びと学生生活を熱く丁寧に綴られていた佐久間美帆さんの「佐久間美帆のリベラルアーツカレッジレポート」の卒業記事です。※上の画像からもリンクしています。

 

佐久間美帆さんは、東京大学に進学後、約半年の東大学生生活を経て、新たな可能性を目指して、アメリカのNo1リベラルアーツカレッジである「ウイリアムズカレッジ」に進学します。東大という日本の教育機関の頂点に進学しながら、自身の可能性とオリジナリティを追求して選んだ選択がUSAの「リベラルアーツカレッジ」。ハーバードをはじめとするアイビーリーグやスタンフォード、UCLA、UCバークレーなどの留学記はいくつか拝見したことがありますが、日本ではあまり知られていないリベラルアーツカレッジに進学し、教育システムや学びを客観的かつ情熱的に記した本当に素晴らしい記録です。

 

2011年に入学して、2015年6月に卒業を迎えられましたので、4年間の成長の記録でもあります。東洋経済の記事で知って、連載当初から毎月の投稿を楽しみにしていた私にとって、佐久間さんの卒業は他人事なのに感無量でした! というのも、東大に進学した優秀な頭脳を持つ20歳前の女性が、どうして東大を辞してまで新たなチャレンジをしたのか、そしてリベラルアーツカレッジでの苦悩や葛藤、そしてなによりも成長が伝わってきて、胸が熱くなるのです。

 

アメリカの高等教育の最前線での学びの内容を詳しく綴られていることも、コンテンツとして非常に価値があると考えますし、アメリカのトップクラスの学生がどれくらい優秀なのか、毎日何時間もの猛勉強をしているかを知ることができ、本当に刺激的です。自分はどうしてあんなに怠惰な高校生活&大学生活を過ごしてしまったのだろうと、いたたまれなくなります(>_<)。これから留学を考えるすべての学生と、子どもを留学させたいと考えている保護者の方、そして教育に関わるすべての人におすすめ出来る本当に素晴らしい記事ですので、是非ご覧下さい。

 

 

●ウイさんの綴る文章が本当に好きだ。こんなウィットに富む文章に憧れる●

 


私は村上春樹が物凄く好きで(昔の作品ね。最近の作品は苦手です)、青春3部作と言われる「風」「ピンボール」「羊」などはもう数え切れないくらいに(数十回)読み返していて、空で文章が語れるくらいです。そんな春樹の作品を最初に目にした時以来と言っても大げさではないくらい「ハッピーエンドを前提として」のウイさんのBlogを見つけた時は心震えました。

 

本当に文章が素敵なのです。表現も形容も秀逸で、読んでいてニヤニヤが止まらない。その中でも「4年以上彼女いない32歳独身のくせに女性からの告白を断った悲しい話」が2015年の2番目におすすめする記事です。もうね、心を貫かれましたね。私が読んだのは6月上旬だったので、リアルタイムではなかったのですが、同じ30代前半男性として、超絶にシンパシーを感じるのです。そして、大切な人を失ったことがある人間には涙なしには読めない話でもあると思います。前彼女or前彼氏以上の人が見つからなくて、次に踏み出せないすべての人に読んでいただきたい。

 


ハイパーリンクチャレンジ


 

●義務教育で挫折しても若ければやり直せる。ビリギャルを遥かに上回る傑作●

 

ベストセラーになった、学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話 は個人的にしっくり来ませんでした。読んでいて腑に落ちないというか、共感出来なかったのは、慶応に進学した著者の出身高校が、愛知淑徳高等学校 or 金城学院高校 と言われている点が大きいかもしれません。つまりは、名古屋の優良女子高校に進学している時点で基礎学力は確立されており、勉強をサボっている間に偏差値が落ちてしまったというのが実態でしょう。

 

私は持論として、基礎学力さへきちんと修得していたら、リカバリーは可能という考えを持っていますが、逆に言えば、基礎学力が身についていないと手遅れになると考えていました。つまりは、小中学校の学びを疎かにして、勉強してこなかった子は高校から心を入れ替えて一念発起しても、手遅れであるという意見です。偏差値の低い高校から上位校を狙うことはまず無理であることからもそう信じていました。だから、小中学校での学習と基礎知識の取得は何よりも優先すべき大切なことだと確信しています。

 


 

ただ、私は努力によって実現できる可能性を過小評価していることを↑の書籍を本日読了して知ったのです。もうね、頭をガツンと殴られて、凝り固まった常識を見事に破壊してくれました。中学生時代に勉強で挫折し、不良になった少年(高校は底辺校)がヤンキー生活を経て、とび職になり働くも、外資系企業で働く父の影響を受けて、22歳から勉強をはじめて(新聞も読めない状態。四則演算ができないレベル)、米国のコミュニティカレッジに進学し、1日10~14時間の猛勉強を2年間続けた結果、UCバークレーへの進学を図る。という凄まじい努力の物語でもあります。

 

【バカヤン】もし元とび職の不良が世界の名門大学に入学したら・・・こうなった。カルフォルニア大学バークレー校、通称UCバークレーでの「ぼくのやったこと」

 

努力の価値や可能性は自身で限定してしまいがちですが、絶対的な努力は不可能を可能にすることを教えてくれます。3月のライオンでも語られているように、「信じて、他のどのライバルよりも1時間長く、毎日、努力を続けていれば、ある程度迄の夢はかなりの確率で叶う」ということでしょう。勇気づけられるとともに、努力を怠っている時には危機感を痛切に煽ってくれる素晴らしい本ですので、若者と子育て中の保護者の方に読んでいただきたいです。というわけで上記リンクを「ハイパーリンクチャレンジ2015」の私が今年もっともおすすめする記事の3つ目として加えます。※12月18日追記。

 

 

●政治経済と民主主義について、もっと考えてみませんか?●

 

他にもおすすめしたい記事はいっぱいあるのですが(りくぜんさんの「当たり判定ゼロ 」なんて最高です)、最後に自分の投稿も挙げて良いよーという企画なので、人生の一大ターニングポイントである選挙の記録にしようかなとも思ったのですが、まぁプライベートな記録を声高に紹介するのも恥ずかしいので(今更ですがw)、本年盛り上がった政治関連のニュースの考察として綴った↓の投稿をMYBEST投稿2015といたします。

 

★「SEALDs」の「学生デモ」から見る民主主義と自己主張の考察★

 

大阪都構想の賛否を巡る投票や、安保法案採決に関連した学生デモ、ミャンマーの総選挙など、いろいろ政治や民主主義について考えさせられる機会が多い年でもありました。私が伝えたいのは、もっと自分の頭で考えようということです。なぜ自分はそう思うのか、どうしてそのような言動を取るのかを、考えることを避けずに、熟慮することを面倒だと思わずに、是非ひと呼吸おいて考えていただきたいのです。テレビで放送される情報を鵜呑みにせずに、新聞の偏った報道が一つの価値観だと信じずに、多角的な角度から情報を精査した上で、是非自分自身の意見を持っていただきたい。そして、世の中にはいろいろな価値観があることに、出来れば思いやりを持って接していただければ、世界はもっと優しくて過ごしやすい社会になると思うのです(大げさですが)。

 

流行語大賞なんかを見ていても個人的には退屈なだけですが(だって恣意的ですもん、うんざり)、Yahoo!検索大賞2015はマーケティングの観点からは非常に興味深かったです。そしてこの「ハイパーリンクチャレンジ」という自分のおすすめを公開して優良なコンテンツを賞賛しよう、広めようとする企画が更に盛り上がることを期待して、締めたいと思います。ではでは!