★“スマホで地震対策”災害対策に位置情報アプリを導入して備えよう★

災害アプリ , 熊本地震

 

◆熊本地震を期に災害アプリで震災に備えよう | 位置情報共有アプリは避難時の強い味方 | 災害伝言ダイヤルに代わる災害時の必須ツールとして「Life360」をおすすめしたい◆

 

熊本地震の被災者の方に心からお見舞い申し上げます。にしても、震度7の熊本地震の後にマグニチュード7.3の大震災が来るとは、現代科学では地震予知が困難という厳しい現実に暗雲たる気持ちになります。さて、災害時の情報共有といえば、災害用伝言ダイヤル(171)が有名ですが、このITが高度に発達しスマホの普及が拡大した現在、位置情報共有アプリを活用した地震対策&災害対策が可能ですので、有事の際の避難ツール、救援支援としてご活用ください。

 

 

●地震時にまずすべきこと。被災時は初動が重要●

 

地震予知は無理のようですが、緊急地震速報技術の向上により被災前の数秒~10数秒地震に備える時間が出来る可能性が大きくなってきました。その際に、まずは火の元確認、机の下などへの安全確保、そして貴重品&スマホを持って避難するという初動が大切です。その安全確保の際に出来る限りスマホを身につけましょう。もしも瓦礫の下敷きになったり、周りが塞がれてしまったり、足に怪我をしてしまった際にはこのスマホがあなたの命を救う唯一の命綱になることでしょう。

 

119に救急車を要請する電話をする際には、「火事ですか?救急ですか?」に救急であることを伝え、住所、目印を告げます。事故や傷病者の状態を説明するとともに、氏名、電話番号を告げてください。緊急時に冷静に適切な情報を伝えることは困難かもしれませんが、迅速な救援を得るためにも落ち着いた対応をいたしましょう。

 

 

●災害用伝言ダイヤル(171)やドコモ災害用キットの課題●

 

災害時の情報共有ツールとしては伝言ダイヤル(171)やドコモの災害用キットがメジャーですが、これらのサービスは非常に有益ではるものの、残念ながら万能ではないというか、必要な情報を発信&受信できないという問題があると考えております。足りていない一番の情報は「位置情報」です。これらのツールの限界は音声であることです。緊急時には「どこにいるのか」「どんな状態なのか」の情報を正確に伝え聞く必要がありますが、音声ではこの対応が不完全であるのです。

 

平常時でも「いまどこにいるのか?」を相手に適切に伝えることは個々の能力に依存する、難しいことでありますし、有事のパニック時であればなおさらです。だから地震や台風などの災害時に備えて、位置情報共有のやり方を認識いただくか、位置情報アプリを設定いただくことが、あなたの助けになります。

 

 

 

●「LINE」で位置情報を発信する方法と使い方●

 

前置きが長くなりました。まずもっとも身近なツールとして、スマホ保有者の利用率が高い「LINE」による位置情報共有を紹介しましょう。画面推移を載せておりますので参考にして下さい。※場所を名駅に設定しております。

 

①LINEアプリを起動しトークで相手を選択
②左下の+メニュー(スタンプの隣)より「位置情報」

 をクリック
③GPSの測位により自動的に場所が表示されます。

 ズレていれば修正して「この位置を送信」をクリック
④相手に自身の場所が通知されます

 (相手が自分の位置を確認可能)

 

 

LINE位置情報
位置情報発信
位置情報発信アプリ
現在地確認

 

この使い方を知っていれば、災害時に自身の場所を迅速に発信できますし、通常時の待ち合わせにも便利ですので、覚えておいて損はないかと思います。

 

 

●GPSを用いて位置情報の共有ができるアプリ「Life360」●

 

「Life360」は子供の見守り、家族と位置情報共有アプリ と公表しておりますが、災害時の情報共有にこそ威力を発揮します。その特徴は以下の通りです。詳しくはアプリの説明に詳しく記されておりますので、そちらを確認ください。

 

1. メンバーの位置を地図上で確認できます
2. メンバーが特定の地点に着いたら通知します
3. 困った時には緊急通知を発信できます
4. グループごとにチャットができます
5. 盗難や紛失時にスマホの追跡・監視ができます
6. バッテリー消費が少ない省電力設計です

以上がスマホのアプリを活用した被災時の位置情報共有の方法ですが、この技術を活用した救援のシステムや、社会インフラがあったら良いと綴っていて強く思いました。技術的には可能であるのに法律や社会システムが追いつけない。実にもったいないことです。今回の熊本地震は我々に地震の恐ろしさを強烈に伝えるものでしたので、この教訓を活かすような取り組みを望みます。こんなのあったら良いのにというイメージを近々ご紹介します。