
◆知多市の名古屋港海釣り公園(知多堤防)は廃止へ | 知多市の貴重な観光資源である海釣りを活用するため、今後は新舞子マリンパークの拡充検討を!◆
非常に残念なことに防波堤の改良工事が実施されていた名古屋港海づり公園「知多堤」は、再開することなく、閉鎖することが決定いたしました。市(行政)は、管理母体である名古屋港管理組合が出した「災害時の施設の安全性の確保や避難が極めて困難であるため、魚釣り施設の整備は行わない」との結論を支持していますが、改良工事の計画段階で釣りも可能な堤防として改良工事を実施するよう要望するなど、出来ることはあったと考えます。市民の身近なレジャーとして愛され、貴重な観光資源であった知多堤の釣り公園を失ってしまったことを反省として捉え、新舞子マリンパーク魚釣り施設の充実をなどを提言しました。
<質問>
1番目に、海づり公園及び魚釣り施設についてお伺いします。
知多市南浜町、南浜埠頭に位置する名古屋港海づり公園は、伊勢湾台風の後に建設された高潮防波堤1,300メートルを利用した、クロダイなどの大物も釣れると人気の施設で、通称知多堤と呼ばれ、1992年4月のオープン以来、大変にぎわっておりました。施設は防波堤を利用したフィッシングスペースのほか、パターゴルフ場やブランコやシーソーなどの遊具があり、フィッシングスペースは365日24時間開放され、照明設備や転落防止用の手すりも整備されていました。また、バリアフリーで釣り場に行くことができ、魚釣りとレクリエーションが充実した施設であったと認識しております。
しかし、2014年1月31日から南海トラフ巨大地震などの津波対策としての高潮防波堤かさ上げ工事のため休園の運びとなりました。その後、新舞子マリンパーク内にある名古屋港南5区の南岸堤防に代替施設が建設され、2015年1月から魚釣り施設として開放されています。魚釣りは市民の身近なレジャーとして愛され、私も複数の市民の方に知多堤はいつ再開するのかとの質問をいただいてきました。また、県内でも有数の魚釣りスポットとして貴重な観光資源であると考えています。
そこで、本年3月の高潮防波堤改良工事の完了を控え、名古屋港海づり公園の今後と、新舞子マリンパークの魚釣り施設をどのように活用していくのかを伺いたく質問いたします。
最初に、休園前にどれぐらいの利用者がいたのか、実績を確認いたしたく、質問の1点目、名古屋港海づり公園の利用者数について伺います。次に、移行後の現状を確認いたしたく、質問の2点目、新舞子マリンパーク魚釣り施設の利用者数について伺います。そして、市内観光資源の有効活用を期待して、質問の3点目、高潮防波堤改良工事完了後の名古屋港海づり公園について伺います。
<要望>
名古屋港海づり公園につきましては、災害時の施設の安全性の確保や避難が極めて困難であるため、魚釣り施設整備を行わないとの名古屋港管理組合の判断は理解いたしますが、知多堤は年間13万人以上の利用者でにぎわった釣り場で、使用停止されているときにも釣りファンからも再開の声が多くありましたので、非常に残念に思います。
要望の1点目として、北浜地区の整備を関係機関に働きかけていただきますようお願い申し上げます。今回の名古屋港管理組合の恒久的な魚釣り施設の検討結果は、鍋田埠頭東側を優先順位が高いとしておりますが、本市はもともと海づり公園があった分、実績や知名度で釣り施設へのポテンシャルは大いにあると考えます。北浜地区は土地の造成がなされていないことがウイークポイントでもありますので、魚釣り施設の復活や、例えばサンフランシスコが漁師の波止場を開発してフィッシャーマンズワーフと一大観光地化したように、埋め立て後の北浜地区の環境整備と活用の可能性を検討し、市から積極的に提案していただきたく存じます。
次に、要望の2点目として、新舞子マリンパーク魚釣り施設について、さらに使い勝手のよい魅力的な施設となるよう名古屋港管理組合に働きかけていただきますようお願いいたします。4月から利用開始時間を早めるとのことであり、利用者ニーズを酌んだよい対応であるかと思いますが、改善できる点はほかにも多くあると感じています。例えば、魚釣り施設からトイレが遠いと感じますし、魚の餌の販売や釣り具のレンタル、釣りの講習会なども実施していただければ、たくさんの方に釣りに親しんでいただけると思います。このような施設の整備と釣り客への利便性の向上を積極的に働きかけていただいて、新舞子マリンパーク魚釣り施設の充実を図っていただきたく存じます。
最後に、要望の3点目として、南浜緑地を一般開放していただくよう関係機関に働きかけていただくことをお願いいたします。以前の名古屋港海づり公園では、間近に大型船の航行や名古屋港の内側を眺めることができる魅力的なスポットでありました。南浜緑地は、名古屋港海づり公園の使用停止にあわせて閉鎖されましたが、パターゴルフ場や遊具などもあり、散策・休息施設と位置付けられておりました。名古屋港を眺めたり散策することができるスポットとして、市民や観光客の憩いの場としてのポテンシャルは大いにあると考えます。そのような観点からも、南浜緑地の一般開放を関係機関に働きかけていだたきたくお願い申し上げます。
以上、3点の要望を申し上げ、海づり公園及び魚釣り施設についての質問を終わります。
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名港 太郎 (木曜日, 09 5月 2019 23:33)
名古屋港湾内に突き出した高潮防波堤(知多堤)の開放を要望します。
長澤信夫 (日曜日, 29 3月 2020 09:19)
誰が何の権利があって封鎖したのか
年間10万人以上が利用するレジャー施設を閉鎖して、魅力ある愛知なんか作れるのか
愛知県をつまらなくしてるのは、事なかれ主義の政治家だ
今ある施設を解放するだけがなぜできない
南海トラフ地震が起きたら名古屋だけで何万人も死ぬんだよ
釣りしてたら危険とか、ふざけた事言うな
釣りしてない人が死ぬという問題をどうにかしろ
松沢 保 (木曜日, 09 4月 2020 08:51)
新舞子マリンパークは、知多提に比べほとんど釣れない。堤防の際は海草が生茂り
竿を入れる事ができない。子供たちが楽しく釣りをする事ができない。
トイレは駐車場に戻らないといけないし、良い所が一つもない。
知多浅民 (木曜日, 09 4月 2020 13:24)
聞いた話で申し訳ないですが、隣の製油所にロケット花火が打ち込まれたことがあるそうで。
保安上の理由でも、再開は難しいのかも知れません。。。
港好男 (水曜日, 24 6月 2020 12:35)
有料でもいいので再開していただきたいです。
知多半島民 (火曜日, 03 11月 2020 14:04)
コロナ禍のおける昨今の釣りブームで釣り客が激増している事はご存知でしょうか。例えば豊浜の釣り桟橋では平日の夜中でも釣り座が取れないほどです。
産業道路沿いで交通アクセスが良く、広大な駐車スペースやそのた遊園施設を有する当該施設であれば、海釣り公園だけでなく、キャンプ施設、ドッグラン、資料館など、単に釣り人だけでなくファミリーやカップルが休日を過ごせる愛知県有数の新しいレジャースポットとして機能させることが出来ます。
はっきり言って津波云々の話は、堤防以南の豊浜、りんくう、新舞子に関してはもっと危険であり、それでも各地の観光資源として稼働させている訳ですし、上記のような魅力からしても完全閉鎖に至る理由には足りないと思います。
釣り客の増加やアウトドアレジャー全般が脚光を浴びている今だからこそ、改めて検討して頂いた方が良いのではないでしょうか。知多半島へ足を運ぶ理由が一つでも増えれば幸いです。