★あいちトリエンナーレの企画展「表現の不自由展・その後」は事実情報(ファクト)を明らかにして徹底的な議論を!★

 

あいちトリエンナーレの企画展「表現の不自由展・その後」が盛り上がっています。大炎上と言っても過言ではないでしょう。

 

イデオロギーの論争には自分は距離を置くようにしております。そもそも生産性のある議論が期待できない、他人に自分の価値観を押し付けるのが好きではない、他に考えなければならない悩みや問題がいっぱいある等。

 

そのため「賛成/反対」「好き/嫌い」「適当/不適当」等の議論には参加するつもりはなく、それぞれが自由闊達に実施していただけば良いと思います。

 

色んな意味で最悪な案件ですが、野村修也様の御意見が一番感じたことに近いです↓

 

 

「真に恐れるべきは有能な敵ではなく無能な味方である」by ナポレオン←せやな!

 

苦情、クレーム、恐喝で本企画は中止の運びとなりましたが、誰が反日活動をしているのか、税金に巣喰っているのか、どれだけ税金がおかしなことに使われているのか、それをポジショントークとして活用しているのか、を赤裸々にする、大変興味深い機会にも出来たはずなのに、炎上して止めて終わりでは意味がなく馬鹿馬鹿しいと感じるのは私だけでしょうか?

 

大切なことが明らかにされず議論もされていないことに、そこはかとない気持ち悪さを覚えるのです。

 

メディア(マスコミ)は、誰かや何かの意見を右から左に垂れ流しをしたり、表現の自由が侵害されたとか、社説でどうこう主張する前に、事実関係(ファクト)を明らかにして欲しいと切に願います。

 

①「表現の不自由展・その後」の展示内容(事実)を明らかにせよ!

→中止されたので何が展示されていたのかわからなくなってしまいました。慰安婦像の展示がフォーカスされるばかりで、実際に何がどのように展示されていたのを証拠隠滅する方向に動いています。批判や否定をするにしろ、表現者の自由と擁護するにしろ、展示内容がわからなければ議論のしようがありません。一次情報を明らかにすることが最低限のメディアの役割ではないでしょうか? 公的なイベントである以上、必ず企画書等の書類で残しているはずですので、何が起きていたのかを正確に報道していただきたいです。ファクトチェックが簡単な案件です。その能力も意欲も日本のメディアにはないのでしょうか?

 

②津田大介氏を芸術監督とした意思決定の過程の透明化を!

→津田大介氏の好き嫌いや企画内容の是非はさておき、彼のこれまでの活動を少しでも知っていれば、芸術家のカテゴリに入るとはとても思えません(主観)。「国内最大規模の国際芸術祭」と謳う「あいちトリエンナーレ」の芸術監督には、やりたい人、応募する人が大勢いたでしょうし、どのような選考過程を経て津田氏が芸術監督に抜擢されたのか調べていただきたいです。自称ジャーナリストが税金を活用して大規模なアート展覧会を開催できるのは、めちゃくちゃ闇が深そうです。

 

※追記

本件については山本一郎氏が核心をついた指摘をされております。

→私が「あいちトリエンナーレ」でやらかした津田大介さんをそれでも支持する理由

「支持する」というタイトルで津田氏の応援か?と思わせておいて、相手の弱みと本質を暴くアプローチが凄い。増田寛也氏の件を思い出させます。こういう文章を書かせたら山本一郎氏の右に出る者はいませんね、おそろしい。

 

>当たり前のことですが、そもそもが左翼活動を行うアクティビスト(活動家)である津田大介さんを特に芸術的なバックグラウンドもないのに芸術監督に選任し、芸術作品の選定を行わせた時点で、このような展示が増えるのは最初から分かっていたはずです。いや、むしろそういう人物を選びたい人がいたんだと思うんですよ。

 

③あいちトリエンナーレへの税金・補助金の公表を!

10億円の税金が投入された?等のネタが世間を騒がせていますが、愛知県と名古屋市と文化庁、資金の出所がいくつもあるようですので、それを情報公開請求するなりして明らかにしていただきたいです。この企画だけではなくいろいろ明らかになることがあるでしょう。

 

仕事柄、税金がろくでもない事業に無駄遣いされる事例や、税金を使う権限がある者の仲間や支援者に流れていく現場を多く目にして、その酷さと馬鹿どもに辟易というか吐き気がしておりまして、イデオロギーの論争も結構ですが、メディア(マスコミ)の皆さまには、ガラパゴスのジャーナリズム精神も結構ですが、ファクトを明らかにしてからそれぞれに問題を指摘していただきたいものです。

 

不思議なのは、右寄りな人々には河村名古屋市長が正義のようになっているようですけれども、大村知事とは犬猿の仲で駆逐したい対象でしょうし、イデオロギーは知りませんが、彼は名古屋城木造化にうん百億円という個人的な趣味関係の事業に莫大な税金を注ぎ込もうとしている等、土木関係はグレーな疑いが尽きません。加えて、愛知県も名古屋市も、高級ホテルの誘致に向け、連携して計20億円規模の補助金制度をつくる意向(度し難い)等、税金の使い方は、全国屈指の酷さです。

 

ところで、展示内容の妥当性や継続の可否はさておき、実行委員会の皆さまが、愛知県(大村知事)が中止を決定したことに対して、経緯を明らかにしろ!契約と違う!と抗議するのは正論だと思います。これは味方が後ろから撃つ事例っぽくて実に興味深いのに(おそらく困るのは津田氏と大村知事。責任を有耶無耶にしようとしている)、継続させよとか何事だ!と右寄りの方々が脊髄反射しているのを見ると日本はヤバいなという感想しかありません。

→「表現の不自由展・その後」中止で実行委員会が愛知県知事に公開質問状

 

何よりも、テロ予告のような電話/FAX、脅迫を実施した者は徹底的に捜査して、黒ならば脅迫罪なり、殺人教唆罪で逮捕していただかないと、社会の秩序が保たれず、滅茶苦茶になってしまうと強い危機感を覚えます。

 

日本の表現の自由が反日的な活動家のイキリで侵害されて、自分が正しいと信じて恐喝や脅迫を実行する者が勢いを持ち、無能な権力を持つもの同士の争いで、日本の国際的な評判と立場が汚された。どこからどう見ても最悪な案件です。吐きそう。

 

最後に、日本は都合の悪い情報をすぐに隠したり破棄したりするウンザリするようなスキルに長けており得意なので、イデオロギー論争とは別に、きちんとした記録を残させ、公開させて、その上で問題提起をいただきたいものです。一次情報の公開もリンクもせず、解釈報道がジャーナリズムだと思っている日本のメディアに期待をすることは不毛かもしれませんが、少しでも改善することを願って。

 

ではでは。