★知多役所の開庁時間変更に反対!(営業時間短縮反対)-知多市役所窓口受付時間短縮の見直しを!-★

 

2025年3月25日に開催された知多市の全員協議会において、知多市役所の「開庁時間の変更について」が決定事項として報告されました。

 

この唐突な変更報告を受け、以下の質問を行い答弁を受けました(Q(question)が私の質問、A(answer)が知多市役所(執行部)の答弁です。

 

その結果、住民への十分な配慮がなされていないことが答弁からも明らかになりました。

 

私は、知多市役所の窓口受付時間の短縮は行政サービスの縮小につながるものであると考え、知多市役所の開庁時間短縮の決定に反対し、見直しを求めるとともに、仮に短縮を行う場合でも、開庁閉庁時間の前後15分程度にとどめるよう要望しました。

 

このような一方的な決定と報告による「知多市役所の開庁時間の変更」は、住民軽視の行政運営と言わざるを得ません。今後も、見直しと改善を求めて訴えてまいります。

※全員協議会(本会議)において、質問を実施した議員及び反対の意見を述べたは議員は、他におらず、18名の中で私1名のみでした。

 

  • Q1.2025年2月より、東浦町が開庁時間を8時45分~16時00分に短縮する試行を実施していると認識していますが、東浦町を含め、他の自治体における開庁時間短縮の事例について、当該自治体の住民への意見聴取や苦情対応の事例等を調査したのか伺う。
  • A1.開庁時間の変更を実施している、みよし市、東浦町の事例を確認しており、事前に住民への意見聴取については、両市とも実施していませんでした。また、特に問題となる苦情等も無かったとお聞きしています。

 

  • Q2.知多半島5市の開庁時間について伺う。
  • A2.現在、半島4市とも開庁時間は、8時30分から17時15分ですが、常滑市が、令和7年5月から試行として、9時から16時30分、8年4月から本運用として、9時から16時までに変更予定です。

 

  • Q3.現在実施している本市の毎月第1・第3木曜日の午後7時15分までの延長窓口の取り扱いについて伺う。
  • A3.延長窓口については、開庁時間の変更後も引き続き実施していきます。なお、延長時間等については、今後の状況を踏まえながら検討していきます。

 

  • Q4.開庁時間の短縮について、市民からの意見聴取を実施したのか伺う。
  • A4.事前に市民からの意見聴取は、行っておりません。

 

  • Q5.愛知県内において、開庁時間を9時以降、閉庁時間を17時以前に設定している自治体の事例について伺う。
  • A5.東浦町、常滑市のほか、みよし市が令和6年5月から、開庁時間を9時から17時までに変更しており、日進市が7年7月から、9時から17時までに変更予定です。

 

  • Q6.開庁前の準備に約20分、閉庁後の処理に約30分程度の時間が必要とのことですが、現行の8時30分~17時15分の開庁時間を、それぞれ30分短縮し9時00分から16時45分とすることで、この問題は解消されるのではないかと考えますが、市の見解を伺う。
  • A6.受付から終了まで1時間を要する場合があり、閉庁間際の来客対応のために、時間外勤務ありきの勤務が常態的に発生しています。また、来庁者の実態や業務運営の効率性を勘案し、開庁時間を9時から16時までとしたものです。

 

  • Q7.なぜ窓口が特に混雑することが予想される5月という新年度初期から実施するのか、試行期間を6月以降に変更し、試行を1カ月程度に短縮する考えはないのか伺う。
  • A7.転居などの住民移動等により、窓口が混雑する3月、4月を避け、5月からとしたものです。試行期間については、運用実態を把握するために6か月が適当であると考えましたので、1か月程度に短縮する考えはありません。

 

  • Q8.試行期間中に職員アンケートなどの実施により効果検証を行う。とのことですが、住民からの意見聴取等は実施しないのか伺う。
  • A8.10月末までの試行期間において、窓口に寄せられるご意見等について集約を図り、必要な対応や改善等を進めていきます。

 

  • Q9.試行期間後の開庁時間の方針について伺う。
  • A9.試行期間での運用改善を経て、11月からの本運用として実施してまいります。

 

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コメント: 2
  • #1

    一市民 (日曜日, 13 4月 2025 23:03)

    開庁時間の短縮が広報等で発表されてから、決定事項として発表されるまでに市や議員に反対する人はいなかったのだろうか?と気になっていたところでした。特に議会での議決は経ていないんですね。

    市は「来庁しないでできる手続きを増やす」と説明しているようですが、水曜日の延長窓口やイオンのサービスコーナーが充実している東浦町や、オンラインでの証明書取得が可能な常滑市と比較すると、知多市にはそういったサービスも皆無もしくは乏しく、あまりにも一方的なサービス削減だと感じます。

    高校生の頃、奨学金の手続きに必要な所得証明書を取得するために母が勤め先に無理を言って夕方に時間休を取っていたことを思い出します。影響が少ない時間帯と市は言いますが、休みを取ってまで市役所に手続きに来る市民がいることを市は把握しているのでしょうか?

    呆れていた中、川脇議員が問題意識を持って取り下さること大変心強いです。今後の取り組みも応援しております。

  • #2

    ★川脇ひろゆき(WEB管理者)★ (火曜日, 15 4月 2025 13:48)

    >一市民様

    川脇です。この度は、貴重なご意見(コメント)本当にありがとうございます。

    ご指摘いただいたように、市民生活の実情に即した検討がなされないまま、今回の窓口受付時間短縮が「当然の施策」のように進められてしまったことに、私自身も大きな疑問と危機感を覚えています。
    議会としての正式な議決も経ず、市民の皆様にとっての「日常の手続き」が不便になる変更が進んでしまったことは、まさに市政への信頼の根幹に関わる問題だと考えています。

    他市のように、夕方の延長窓口や商業施設でのサービス提供、オンライン化の充実といった「利便性を高める代替措置」が整っている状況とは異なり、知多市ではそれらの施策が追いついておらず、「選択肢も示さず一方的な行政サービスの削減」だけが行われる決定は由々しき事態であると考えております。

    お母様が時間休を取って、証明書を取得されたという具体的なエピソードには、胸が締め付けられる思いがしました。
    市は「影響は少ない」と言いますが、実際にはこうした「声になりにくい負担」が確かに存在しています。そしてそれこそが、行政が耳を傾けねばらなない現場の声であるはずです。

    私は今後も、この受付時間短縮の見直しを求めて、議会で粘り強く働きかけを続けてまいります。
    市民の皆様の生活の一つひとつを丁寧に見つめ、声を届け、制度の見直しや改善につなげていくことが、議員としての私の責務であると改めて実感しております。

    ご意見、そして応援のお声は、何よりの励みになります。 ありがとうございました。