★知多市中学生派遣事業について★


 

「中学生海外派遣事業 実施状況について」

「中学生海外派遣事業 募集方法について」

「中学生海外派遣事業 各校の応募人数と参加人数について」

「中学生海外派遣事業 派遣者数の拡大及び市費負担拡充の考えについて」

 

本事業は成果が明確で、非常に意義のある取り組みであると考え、本年の第1回定例会でも一般質問を実施したが、情報公開の実施、及び、参加者数の拡充と、参加者の負担金を減らすための市費負担拡充の要望を申し上げたが、改善できることは多くあると考える。そこで、本事業をご存知でない市民の方や、参加を検討している方、そして次に参加する生徒にとって、事業への理解をより深めていただくとともに、更に効果と満足度の高い事業となることを目指して質問を実施。

 

★「中学生海外派遣事業」について(平成28年3月議会一般質問)★

 

<質問① 実施状況について>

<回答>
・8月15日から22日までの8日間、ニュージーランドのクライストチャーチに、生徒12名と引率教員2名の14名を派遣。
・事業費は、旅費、現地での活動費、帰国後の報告会等の費用を含め、約455万円で、参加者負担金は事業費の5割を目安としており、生徒1人あたり18万6千円。

 

<質問② 募集方法について>

<回答>
・新年度が始まると直ぐに「募集要項」を、各学校において対象者となる中学3年の生徒全員に配布し、募集を行った。各学校では前年度、派遣生徒による報告会等を実施しており、募集前に派遣事業の内容について在校生へ周知されているものと考えている。

 

<再質問>
・参加を希望する中学生や保護者は、英語の学習や参加費用の積み立てなど、事前の準備が必要な場合も少なくないと考える。募集から応募、選考までの期間が短く、また、素晴らしい事業でありながら、基本的な情報も公開されていないことはもったいないと考え、再質問の1点目として「広報ちたやホームページで募集をする考えについて」伺いたい。

<再回答>
・広報ちたやホームページへの掲載については、一般公募が対象であり、個別に通知し募集をしている事業については、原則、掲載しないこととしている。そのため、掲載し募集する考えはない。
・しかし、この事業は教育効果の高い事業のため、帰国報告会を受け、募集内容を含め、生徒が体験した内容、学んだ事等、ホームページに掲載する予定で準備を進めていく。

 

<質問③ 各校の応募人数と参加人数について>

<回答>
・八幡中学校は、応募4名、参加3名
・知多中学校は、応募9名、参加2名
・旭南中学校は、応募5名、参加2名
・東部中学校は、応募8名、参加2名
・中部中学校は、応募8名、参加3名 
→合計、応募34名、参加12名

 

<再質問>
・知多半島他市の28年度の実施状況と派遣人数について

<再回答>
・半田市と常滑市は、中学生海外派遣事業を実施していない。
・東海市は、オーストラリアの姉妹都市であるマセドンレンジズ市等へ、市内の6中学校より生徒26名、姉妹都市の釜石市の生徒8名、引率者6名の合計40名を派遣している。
・大府市は、オーストラリアの姉妹都市であるポートフィリップ市等へ、市内の4中学校より生徒20名、引率者4名の合計24人を派遣している。


<質問④ 派遣者数の拡大及び市費負担拡充の考えについて>

<回答>
・今後も厳しい財政状況が続くことが予想され、持続可能な事業としていくためにも、現状規模の事業を継続していく。


<要望① 中学生海外派遣事業の情報公開の積極的な実施>

本年第1回定例会にて「募集要項を含め派遣事業報告会の様子などを市のホームページに掲載し、事業のPRに努める」と答弁いただいたが、どのような情報が閲覧できると、これから参加を検討する方や、参加希望者にとって親切であるかを考え、掲載項目の具体案を申し上げる

「事業の目的」「準備会及び報告会の回数」「現地研修の日程と詳細なスケジュール」「参加費用」「経験者の声」の掲載を検討いただきたい。

 

実際にこれらの内容は、先日の報告会で配布いただいた報告書にわかりやすく記載されており、本項目をピックアップしてWEBサイトに掲載していただければ、充実した情報の発信となる。職員や教員の稼働をむやみに増やすこともなく、ホームページへのアップは半日か1日程度あれば可能な作業である。積極的な情報公開をお願いしたい。

 

<要望② 中学生海外派遣事業の「派遣者数の拡大」及び「市費負担拡充」>

平成27年応募人数は43名、平成26年応募人数は51名と伺っている。応募者数は昨年度から比べると約20%減、一昨年度から比べると約33%減となっている。応募者減少の原因調査と問題分析を実施して、対策の検討を実施いただきたい。

 

私は本事業は大変魅力と価値のある施策であり、周知が十分でないことと、参加費用がハードルとなっていることが大きな要因であると考えている。周知については、先ほど申し上げた情報公開により、本事業の存在や理解が深まることや、前もって情報を入手できることによる、英語の学習や参加費用の積み立てなど、事前準備が可能になると考えているが、生徒一人当たり18万6千円という参加金額は、一般的な家庭にとってかなりの負担である。

 

今後も厳しい財政状況が続くため、現状規模の事業を継続するとのことで、市費負担拡充は出来ないとの回答であるが、子どもの教育は未来への投資であり、国際交流の教育機会を充実させて国際教養のある人材を育成する施策は、知多市の将来に収穫をもたらす実りの多いものであると考える。

 

そのため、参加希望者の需要をなるべく多く満たすことを目指し、
「派遣生徒数の各校4名計20名への増員、引率の教員1名増員の合計23名の派遣」
「市費負担拡充による、参加者負担金約10万円への改善」
を提案申し上げる。

 

東海市の、オーストラリアへの合計40名の派遣は、非常に手厚く特別なケースだとしても、人口や財政規模の近い大府市の4中学校の生徒20名、引率者4名の合計24人のオーストラリアへの派遣は、参考になる事例であると考える。

 

本年度の事業費は約455万円。引率教員を含めた14名の費用は1人当たり約32.5万円。23名を派遣すると約750万円の事業費と算出される。ここから、20名への増員と、参加者負担金10万円を実現すると、計200万円となり、差し引き約550万円が市費負担となる。現状の市からの補助金額約220万円から、約330万円の負担増で実現することが可能であると試算できる。

 

この330万円という金額は、一般会計予算261億円の0.013%、教育費予算26億円の0.13%。本市の財政が厳しい状況であることは認識しており、小さな金額と言うつもりはないが、負担割合が条例等で制限されているわけではないため、予算配分や無駄の削除など、知恵と工夫と意思があれば、充当可能な金額であると考える。教育環境と教育機会が充実した知多市に向け、是非前向きな検討をお願い申し上げたい。以上。